関 朋宏

採用年度
  • 2017年度
所属
留学先

留学報告

私は、平成29年7月から半年間、イギリスのリバプール大学で在外研修を行ってきました。今回は、Andy Cooper教授率いるCooperグループで研究を行うことが目的でした。Cooperグループは、可溶性有機分子ケージの合成を主な研究対象とするグループであり、きわめて活発に研究を展開しています。そこで分子ケージの作成法やケージに対するガス及び小分子の吸着実験のノウハウを習得することを主たる留学の目的としました。

私は、平成29年7月から半年間、イギリスのリバプール大学で在外研修を行ってきました。今回は、Andy Cooper教授率いるCooperグループで研究を行うことが目的でした。Cooperグループは、可溶性有機分子ケージの合成を主な研究対象とするグループであり、きわめて活発に研究を展開しています。そこで分子ケージの作成法やケージに対するガス及び小分子の吸着実験のノウハウを習得することを主たる留学の目的としました。

Cooperグループで研究ができて良かった点は、とても大きな研究グループであり多種多様な実験装置を保有していた環境にいられたことです。特に研究を推進するために設計されたロボットを複数台有している点が、特筆に値すると感じました。ロボットは従来の実験者(人間)が行うよりも遥かに迅速に多くの実験を行われ、グループの実験推進の一つの鍵となっていました。次世代型の研究の遂行指針として大変勉強になり、将来の研究室運営の参考にしたいと思いました。もちろん達成するには、多額の外部資金獲得が不可欠ではありますが。

苦労した点としては、これまでに経験のなかった分子ケージの作成そのものに苦労しました。Cooperグループによって作成法が確立されている分子をわずかに変更し、上述の新規発光性ケージの作成を試みましたが、当初計画していたようには作成することができず、留学時間の多くの時間を同実験の条件最適化に充てることになりました。

留学中は計画通りには実験成果を挙げることはできなかった面もありましたが、未知の発光性の分子ケージの形成の手がかりは得られつつあり、この点は一定の成果だと言えます。ここ数年間、北海道大学では自身で実験を行う機会はほぼありませんでしたが、今回の留学期間中に多くの実験を行うことができました。実際に実験をすることで以後の研究の指針についてアイデアを練ることができたことも、重要な成果であると感じています。

留学中は計画通りには実験成果を挙げることはできなかった面もありましたが、未知の発光性の分子ケージの形成の手がかりは得られつつあり、この点は一定の成果だと言えます。ここ数年間、北海道大学では自身で実験を行う機会はほぼありませんでしたが、今回の留学期間中に多くの実験を行うことができました。実際に実験をすることで以後の研究の指針についてアイデアを練ることができたことも、重要な成果であると感じています。