二次イオン質量分析法を用いた太陽系の起源と進化の研究

研究者川﨑 教行助教

地球に飛来する隕石の多くは,小惑星に起源をもつことが知られています。未分化の小惑星は,初期太陽系で形成して以来,融けてしまうことのなかった天体です。そのため,未分化の小惑星から飛来した,コンドライト隕石は,初期太陽系で形成した物質の集合体であり,その構成物から当時の情報を紐解くことができます。地球に落ちてくる隕石のみならず,宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ2」などの,サンプルリターン探査により持ち帰られた地球外物質もまた,太陽系の進化履歴を保存する貴重な試料です。隕石をはじめとした地球外物質については,さまざまな分析手法を用いた研究が行われていますが,私たちのグループでは主に,二次イオン質量分析法を用いた,微小領域の局所同位体分析により,太陽系の起源と進化を研究しています。

川﨑 教行
助教Noriyuki Kawasaki

キーワード太陽系,隕石,二次イオン質量分析,同位体,年代測定
分野宇宙化学,質量分析
事業
  • 2017年度